月別アーカイブ: 2013年12月

お嫁と子供2項

生きてると、色々ある。そしてその殆どが、うまくはいかない。

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● 子供の話

こないだの月曜は、焼き肉だった。
家族でだ。

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写真はイメージです。(海老名のざんまいさんの写真)

● そもそも

息子は情報量を得る。
はじめ

・ラーメン屋さんがいいなあ。おいしい飴が好きなんだぁ

近所の魁力屋はラーメン屋で、子供にはおもちゃ&会計時に飴をくれるのだ。
なるほど、魁力屋か。

その後、魁力屋→ざんまい(焼き肉屋)へと変更。
これも息子の意思。

● ざんまいに

行く途中で、マクドナルドの横を通り過ぎると

「あー、ハッピーセットが食べたかったにい」・・・「のにい」の「の」が言えない

● さんざ

ごねる。
ざんまいの駐車場で、3〜4分、ごねる息子。

● 悩む

マクドナルドに引き返すのは非常に簡単。そもそも

● 焼き肉だろうがマクドナルドだろうが

対してインパクト的には変わらない。
んだが。

● ちょうど来春、

下の子が欲しいね、など夫婦で会話していた手前。
こたびの息子の振る舞いは

● 下の子が生まれて

成立し得ない感じがぷんぷんする。
なので、悩みながら

● 共感しながら

ビバリーヒルズのお父さんのようになろうと憧れ。

家族の決定でもはや焼き肉になっているから、ここからの変更は我が儘であること。
だからもし、どうしても焼き肉が嫌なら、

● お父さんが家で何か作るから

何も食べずに家へ帰る。
どうするか、りょうくんの意見が聞きたい。と3歳10ヶ月に迫ってみた。

厳しすぎたのかも知れない。
だけど、きっと必要な場面と思い、やってみた。わけだ。

● 息子は

5分ほどごね。泣き、周りを見る。
しかし父親から上記を伝えられ、3歳児なりにずーっと泣いてたが

● 泣いて1〜2分後

「で・・・できたあ」

と言った。
泣き止むことが、「できた」のかと思って聞くと、違う。

● 心の整理が

「できた」ということらしく。

「で・・・できたあ・・・・。ざんまいに決めました・・・。」とのこと。

● 彼なりに

色々考えあぐねた結果、だから「できた」のだなあ。と。

これだけの長い葛藤は生まれて初めてかも知れない。

● そして

お嫁が健康診断に行く。
血尿と不正出血が明らかに。

● 思うことは

僕はお嫁が大好きだってこと。
お嫁が重篤な病気だったらって考えたら、ひざの力が入らない。

どんな奇跡が起ころうとも、何も感激がない。

お嫁のことが本当に好きなんだなと強く思い出した。

病気と決まった訳ではないのに、その仮定だけで、もの凄くいろいろ思い返した。今回。

● 二人に感謝を

しなくてはいけないな。と思案。
自分ももう、死にたい、など軽率に口にすまい。

3歳までは霊が見える?

息子3歳10ヶ月が計算ができるようになってきた。
1+1=2
3+3+3=9
とか。

いやー成長した。

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字も上手に。「うし」

● お風呂で

 お嫁が指を見せて数えて遊んでくれている。
 なるほど。

 息子の成長の裏には、必ずお嫁の教育があるのだ。
 恐れ入りました。

● あと

 絵。
 子供が生まれる前、近所のSEIYUに父の日母の日に飾ってある。

 3歳がこんなにかける訳が無いというわけで、ほとんど親が描いたものと思ってた。

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 結構描ける。
 下の白黒のとか。

 左の顔の丸が「描けな〜い」と泣くので、お嫁が、お菓子の缶を使ったら?と言ったら
 きれいに描いたそうだ。

● 親バカとは

 言ったもので、全てが凄く見える。
 ここは僕の人生の記録でもある。

 子供がいつ頃、何ができるようになったのか。
 どんなことを言ったのか、「いつ」なのか忘れが多い人生を送ってきました。

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 最近「お仕事」という言葉を覚える。
 そしたら、いつもは「お仕事は、少なめにして、りょうくんと、遊ぼうね」と言っていた息子が

● お仕事 頑張って ねえ

 と言ってくる。
 俄然、仕事やる気がする。いやもともとやる気だが。

● 真・3歳児神話

 3歳児までは、あれ的なものが見える、という話。

(1)「まだ立ってる」
 金井の交差点で雨の日、赤信号を待っていると、息子がぽつりと
 「まだ立ってる」
 と言う。
 後部座席振り向いてみると、いつも見てるカーナビのDVDを見ずに
 誰もいない向こうの交差点の方を見てる。

 「ん?」
 というと
 「ううん、ううん、しーっだよ」
 と言って首を振る。

 金井の交差点は、そうそう進まない。
 しばらくすると、また後ろから
 「また、立ってる」
 怖くなってバックミラー越しにそっとみると、
 また交差点のほうを口を半開きにして見てる息子が居る。

 「なーに?ネズミくん?」
 と聞くと
 「ううん、ううん、」
 と言う。

(2) ネズミくん
 息子は空想の中で、空中を掻いて「はい、いちごがこーんなに採れましたあ」
 と言って「うんとこしょ、どっこいしょ」と運ぶ真似をしたりする。

 ディズニーランドに連れてったのは、今年の5月のことだ。

 もともと僕ら夫婦は、夢の世界、というものに甚だ懐疑的、皮肉的で、
 ディズニーランドの雰囲気が、よく言えば、苦手。

 夢の国などない、普段の生活に存在する苦悩や苦痛は、どのようなことをしても消えることはないのだ。
 目を閉じれば、苦悩は一時的に見えなくはなる。
 しかし、目を閉じている間も、目の前に、苦痛は鎮座しておわしますのだ。

 という唯苦痛論。
 だから、ディズニーランドへ行く前、お嫁は「金のネズミーランドいくでー」と言い、
 僕は、世界中でネットを介して組み立てられた、ミッキーマウスの登場時間のスプレッドシートを想い苦笑し。

 親のそう言うのって息子に届きやすい。

 「ネズミくん」

 という言葉を、それと前後して、息子が使い始めてしまった。
 これはまずい。
 着いたらディズニー好きを演じようとしてる僕ら夫婦は慌てた。

 「ネズミくんじゃなくて、ミッキーマウス、っていうんだよ」

 一生懸命教える。

 「うん、うん、ミッキーマウスくんだねー」
 「そ、そう。ミッキーマウスくんだよ(良かった・・・)」
 「じゃ、ネズミくんと一緒に行くんだあ、ミッキーマウスくんに会いに」
 「えっ?!」

 ミッキーマウスとは別に、どうやら身長20cmぐらいの
 「ネズミくん」
 というのがいるらしい。

 いつからか、息子の周りに付かず離れず。

 昨日も、「やったーお仕事にお父さんと2人で」

 「行きたいんだーって、ネズミくんにお願いしたんだー、ゆうべ」

 って、いつの間に?
 てかまだいるのか、ネズミくん。
 ていうか、願い事を叶える的存在にいつの間にかなってる。

 叶ってるし。
 ご利益があるのか。

macと息子というトータルエンターテイメント

Macbook Airを手に入れる。
秋休みに買ったから、もう1ヶ月を過ぎるわけだ。

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横から見ると、こんなにキーボードが光るわけだ。
宝石みたく。

正面からだとこう。

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全然まぶしくない。

なんということだ。
よく作られてるわあ。端から見たら、いや、見ても、魅力的になるようにできてる。

● というわけで

いやー、mac最高ーーだ。
ありとあらゆるエンターテイメントを請け負ってもらってる。

● そして

 うちに息子が生まれてから、もうすぐ4年が経つ。
 いろいろあって、何しろ楽しい。

 歌を歌うのが好き。

 音階でカエルの歌とか歌える。ドドレレミミ・・・。天才かもとか思う。
 1+1=2と、3+3=6と、1+5=6が言える。天才かもとか思う。

 1〜170ぐらいまで数えられる。
 何もないときは「ゼロー」と言ってる。インド人を超えていると思う。

● 「ら」抜き言葉を喋らない

 たべられないよぉ、
 わかられないですよお

 かわいい。いいぞ、とか思う。

● 黄緑が言えない

 「きみもり」と言う。
 じゃあ、とiPadを渡して、打たせる(iPadのキー入力が打てるのだ)。

 「きみもり」と打つ。
 おぉ。
 口が回ってないんじゃない。そう言ってるのだ。

 きみもり。

● 晩ご飯食べたあと

 月曜日。
 まさかの、まだ仕事があるお父さん。

 車で「これからまたお仕事なんだよ」というと。

● 生まれて初めて

「お父さん、(ん?)、お仕事、頑張ってねえー」

 お仕事頑張ってねえ、だと?

 うぅ。
 そんなこと言えるようになったんだ。ちょっと涙ぐむ。

 その様子を見てリフレインする。
 空気を読むなあ。天才かも。

● そういえば

 昨日は、ああ、もうおとといか。
 「くりすますはっぴょうかい」というのが、息子の行く幼稚園であった。

 息子は緊張しながらも歌って踊る。

 その間、その父親は、幼稚園の風景に包まれ、ふと
 自分の幼稚園児時代のADDぽい行いを思い出して少し鬱る。

● やがて

 知らない子が、緞帳のそでから出てきて言う。

「いっしょうけんめい、れんしゅうしてきました。きょうは、ようこそ。がんばってうたいます。どうぞ、おたのしみに、してください。」

 的な。
 どよめく父兄父母とじーちゃんばーちゃん。

● よその

 子なのに涙ぐむ。
 この子たちは、この世に生を受けてまだ数年。こんなにも大きく力強く成長しているのだと。

 この子が大人になる頃に、世の中がもう少しだけ、良くなっていますように。
 もうすぐクリスマスだ。