かえた。

iPhone5から突如7だ。
写真は
上:ロマンスカー
下:新幹線
の違いをうちのお兄ちゃん(6歳)が示してくれた画像。なるほど。
● というわけで
au walletだ。
iPhone 5を下取りに出したら,けっこうする。
まさかの11900円。iPhone 5(Sではない)。これ,こんなにするんだ。au walletというのに入金される。
ただし,センターに
● iphone 5を
● 送らねばならず
荷造りする。

色々傷やらついた3年ちょい使い続けたiphone 5だ。
最後に,メガネ拭きのアルコールシートみたいなので,キレイに拭いてやる。
● これは,なんか
昔もした気がする。
実家の母親の作業場からもらっていった「留守番電話」を,大学1年の秋冬に,壊れて買い換えることになる。
折しも,東北大に落ちて,僕の母校に受かり,当時は納得がいかず,東大を受けなおそうと仮面浪人していた折だ。
あの時,不思議な事が起きた。
● 駿台模試
というのがあった。今もあるのだろう。
冬の日に,そこへ目黒の下宿から行く。朝早いのに,というか,朝早いもんだから,なのか。
異様に,会場のどこだか大学の門扉の周りが暗いのだ。
不吉な,厚い,鈍色の雲がたれこめている。午前8時だというのに。
その日,謎の腹痛に見舞われる。
飲んだ水が,30分ぐらいでジャージャー出るわけだ。
1日で3kgちかく減った覚えがある。
東北に行った友人U田くんと遠距離で話し込んでいると,声が聞こえたんだ。
ーほんと,腹痛たで,何が原因かわからんのよ(牛乳飲みすぎたなあ)
ーえ?まじ,
==ガチッ
ー?!
ー?!
==バチん当たっただあ (低い声。山梨方言「罰が当たったのだ」の意)
ー?!
ー?!
その後,U田は
ーやべえこれ幽霊電話じゃん,怖ぇえ,おれもう切るわ,・・・ツーツーツー
という人でなし感。
東京ー宮城で山梨方言のタイムリーな混線があるのやらないのやら。
あれは浪人と称して不摂生を続けてた僕に,鬼籍にあるおじいちゃんか誰かが怒ったんじゃないかと今だに思ってる。
● その他にも
当時の,その留守電は,いろんな留守録を僕に聞かせてくれたし,(生きた人々の)
僕も,その受話器に,多くを話しすぎた。
だから,そう簡単ではなかった。
荷造りして縄で縛りその受話器を捨てるという行為は。
というのを,東大模試の国語の問2だか3だかに書いた。
そしたら,その回だけ国語の偏差値が最高値でもうこれで行けたと錯覚した。結果落ちたわけだが。
● そしてノスタルジックフェアーへ
とにかく,人は大金が入ると浮つく。
au walletだか何だかしらんが,俺は今,11900円持ってんだ。無敵なんだよ。
● 夢があった
いつか,就職時に実家に送ったまま行方不明になったアルバム・シングル類すべてを,買い戻してやる!
そのために俺は今日も働くんだよ。
たぶん総額30000円ぐらいだけど。
● 生来の
ケチが災いして3.4年に1度ぐらい,それが理由の夫婦喧嘩になるような僕にとっては
● 1度買ったCDをもう一度買うなど
爪の先に火を灯されて,その爪を抜かれて,介錯なしの切腹の挙句市中引き回しの順番になるぐらいの屈辱。
と苦痛。
進むも苦痛,退くにも悲痛。
燃えさかる篝火のようなものに風ごと吹きさらされる。
その地獄の業火に,
● 実に
17年苛まれたことになる。2000年入社なので。
あー
もう。
● あのアルバムを
もう一度聞く前に死んじゃうよー
黄泉の客となるよー
鬼籍に入るよー
不帰の客となるよー
死ぬという意味の別のイディオムと
オナニーの別の言い方を,ひたすら調べた学生時代でした。
● というわけで
こんな僕のロックンロールを
● なんとかしたいので
あのiPhone 5の下取りの1万いくらで,CDを買いましたとさ。
● スピッツ

cycle hits は2年前に,やはり数週間の逡巡を経て買ったアルバム。
今回は,『スピッツ』と『名前をつけてやる』。
【スピッツ】

【名前をつけてやる】

いやーー
● いいわあ
なんかこれをラジカセで大音量でかけて寝てた学生時代を思い出すわあ。
このアルバムを,この順番で聞くの,
● ほんとに17年ぶり
なのだ。
あーーーーーーーーー
ありがとう草野さん。そしてau,ひいては稲盛さん。
● そして
僕が3歳のころ,生まれて初めて歌を聞いて泣いた記憶があるさださん。
各種アルバムから1曲250円で,どうしてもすぐに聴きたい曲だけ購入。プレイリストとして登録。


『ヨシムラ』が2曲あるように見えるのは,
本当です。
● 酔っ払ってクリックしては
いけない。
あーーーーーーー
わけだが,アルバム『家族の肖像』に収録版と,シングルカット版では,ギターの弾き方がちょっと違うようで,
1曲めと,途中に入ってくる僕の知ってる『家族の肖像』版とで
実は楽しめるという。
ー怖いものなしで生きて来たと思ってた弟が
酒に酔った勢いで,主人公に,実は子供のころ駄菓子屋のおとなしい息子であったはずのヨシムラが,
かなり怖い人物だったのだ,と告白したところから物語がはじまる。
やっぱ天才はいるんだなあと思い。
● 他にも
好きな歌ばかり。『ひとりぽっちのダービー』とか,マジで17年ぶりでフルで聴いた。
17年経て,同じように視界が滲んでいく。
最後のCメロの,競馬場でゲートの開く「ガッシャン」ていう音の入るタイミング,その前のCメロでさださんの歌う「第4コーナーから」のリズム。
曲の冒頭,2回めのAメロで語られる「幼い頃にはみんなに 期待されて育った もしかしたらと彼自身も 少しは思っただろうか」で
目線が釘付けになる。
「あのダービー 夢のダービー 東京の芝の上を 大歓声の中 ゴールを 駆け抜けてく風になる」
生きてきたログを書き溜める作業。
また続きを書く。