三田です。どうもこんちは。
● 学生時代
というのはもう、
● 計算しないと出なく
なってるのがまずは驚きだ。
最後の学生時代が13年前だ。
この後、もっと増えるんだろう。80ぐらいまで生きたら何年前になるのだ。
生きればだが。
● ノルウェイの森
という本を読んでいる。
前回のお野菜戦争と相俟って。
● お嫁に
誇らしげに言う。
−俺、今、『ノルウェイの森』読んでんだぜ
すると
−あー、あの、なんでも「学生たちが延々、ビートルズか何かを聞き続けました、という話」な。
と、あらかたのストーリーを話してしまう。
何てことだ。
学生が延々、ビートルズの曲を聴き続ける小説。しかも上、下巻。
● えらいもんを
買ってしまった、と後悔し、何にかしれず懺悔し。
読み進めてみると、なるほどこれは
● 学生時代にイケメンで有名な
Sくんという友達がいた。
サッカーの前園と言って何人が分るのか、googleの画像検索へのリンクもつけずに話は進むわけだ。
Sくんが大好きな本だったはずだ。
その頃僕は朝から酒を飲み、昼過ぎから夜中過ぎまで麻雀を打っては、
● 朝
西部警察の再々放送か、奥さまは魔女の再々放送をみながら
ゆうべ吸った煙草の煙のいまだくゆる中、
発酵しかかった納豆そばのプラスチックの器を足でどけながら、
汗の乾ききっていない
臭いチノパンに足を滑り込ませ、みんな死ぬか、俺が死ねばいいのにと
世の中や、紙コップを呪いながら
東急東横線に乗って横浜で降りるというようなことを、時々やっていた。
多くの場合、そのまま寝室で3,4日過ごすことが多かった。
絶えず、世の中すべてか自分のどちらが、滅べばいいのにと願ってた。
● いや
そんなことを書くための場所ではない。
そうではなくて
● Sくんは十分にイケメンだったし
僕同様、単位をほとんど落としているデカダンスな退廃代表。
そのSくんが
−丸山くん、これほんといいよ、ノルウェイの森。
と薦めてくれたのをすごく鮮明に記憶している。
今、通勤の電車で読みながら思うに
確かに、退廃というか脱力のススメというか、おしゃれで聡明なSくんが好きでありそうな本だ。
セックス量は主人公の「ワタナベ」に圧倒されるが、それ以外はほとんど
当時やってた感じなので、当時読まなくて正解だったかも知れない。
だからこそ、すごく懐かしい。
1960年代の話で、僕はまだ
「お母さんのおなかの中にすらいず、どちらかと言えばお父さんのおなかの中にいた」(by徳光さん)
わけだが。
学生というのは、ここまで変わらず現在に至るのか。
現在もそうであればいいなあ。
● とりあえず
現状分っていることを書く。
(1)ノルウェイは出てきていない。森も基本出ない。
(2)主人公は、「大学生」。だが、13年前、主人公のセックス量以外は、自分のほうがより「大学生」だった
(3)舞台は自分の親父が学生だった時分。学生運動
少なくとも、より「大学生」だった僕が
それでも36にして凄く懐かしい空気を吸う。
なんか危険ですらありそうな、物凄くリアルな単調、何といえばいいのか脱時間的な描写に酔う。
それこそ完全に酔う。
● 当時
僕が凄く憧れた場所やものが沢山出てくる。
● 寮
そこに棲む変人。「適当に答える」僕。東京。
突撃隊の故郷が僕と同郷なのにはぞくぞく。
● ノルウェイの森
上巻を半分ぐらい読んで僕は
−ゆるーくフツメンが、そこそこセックスしながら学生やってる話な。ノルウェイとか、森とかあんま出てこない
という乏しい感性。
そういえば明日は10時から保護者説明会だ。
寝る。