日別アーカイブ: 2012年9月27日, 01時58分

ノルウェーの

 三田です。どうもこんちは。

● 学生時代

 というのはもう、

● 計算しないと出なく

 なってるのがまずは驚きだ。
 最後の学生時代が13年前だ。

 この後、もっと増えるんだろう。80ぐらいまで生きたら何年前になるのだ。
 生きればだが。

● ノルウェイの森

 という本を読んでいる。
 前回のお野菜戦争と相俟って。

● お嫁に

 誇らしげに言う。

−俺、今、『ノルウェイの森』読んでんだぜ

 すると

−あー、あの、なんでも「学生たちが延々、ビートルズか何かを聞き続けました、という話」な。

 と、あらかたのストーリーを話してしまう。
 何てことだ。

 学生が延々、ビートルズの曲を聴き続ける小説。しかも上、下巻。

● えらいもんを

 買ってしまった、と後悔し、何にかしれず懺悔し。

 読み進めてみると、なるほどこれは

● 学生時代にイケメンで有名な

 Sくんという友達がいた。
 サッカーの前園と言って何人が分るのか、googleの画像検索へのリンクもつけずに話は進むわけだ。

 Sくんが大好きな本だったはずだ。
 その頃僕は朝から酒を飲み、昼過ぎから夜中過ぎまで麻雀を打っては、

● 朝

 西部警察の再々放送か、奥さまは魔女の再々放送をみながら
 ゆうべ吸った煙草の煙のいまだくゆる中、
 発酵しかかった納豆そばのプラスチックの器を足でどけながら、
 汗の乾ききっていない
 臭いチノパンに足を滑り込ませ、みんな死ぬか、俺が死ねばいいのにと
 世の中や、紙コップを呪いながら
 東急東横線に乗って横浜で降りるというようなことを、時々やっていた。

 多くの場合、そのまま寝室で3,4日過ごすことが多かった。
 絶えず、世の中すべてか自分のどちらが、滅べばいいのにと願ってた。

● いや

 そんなことを書くための場所ではない。
 そうではなくて

● Sくんは十分にイケメンだったし

 僕同様、単位をほとんど落としているデカダンスな退廃代表。
 そのSくんが

−丸山くん、これほんといいよ、ノルウェイの森。

 と薦めてくれたのをすごく鮮明に記憶している。

 今、通勤の電車で読みながら思うに
 確かに、退廃というか脱力のススメというか、おしゃれで聡明なSくんが好きでありそうな本だ。

 セックス量は主人公の「ワタナベ」に圧倒されるが、それ以外はほとんど
 当時やってた感じなので、当時読まなくて正解だったかも知れない。

 だからこそ、すごく懐かしい。
 1960年代の話で、僕はまだ

「お母さんのおなかの中にすらいず、どちらかと言えばお父さんのおなかの中にいた」(by徳光さん)

 わけだが。
 学生というのは、ここまで変わらず現在に至るのか。
 現在もそうであればいいなあ。

● とりあえず

 現状分っていることを書く。

(1)ノルウェイは出てきていない。森も基本出ない。

(2)主人公は、「大学生」。だが、13年前、主人公のセックス量以外は、自分のほうがより「大学生」だった

(3)舞台は自分の親父が学生だった時分。学生運動

 少なくとも、より「大学生」だった僕が
 それでも36にして凄く懐かしい空気を吸う。

 なんか危険ですらありそうな、物凄くリアルな単調、何といえばいいのか脱時間的な描写に酔う。

 それこそ完全に酔う。

● 当時

 僕が凄く憧れた場所やものが沢山出てくる。

● 寮

 そこに棲む変人。「適当に答える」僕。東京。

 突撃隊の故郷が僕と同郷なのにはぞくぞく。

● ノルウェイの森

 上巻を半分ぐらい読んで僕は

−ゆるーくフツメンが、そこそこセックスしながら学生やってる話な。ノルウェイとか、森とかあんま出てこない

 という乏しい感性。

 そういえば明日は10時から保護者説明会だ。
 寝る。