月別アーカイブ: 2005年12月

ダルマ掃除

 婿で丸山家へ入った僕のおじいちゃんは
 信心深い人だった。

 毎朝、丸山家の仏壇にお茶を進ぜて拝み、
 神棚さんへお茶を上げては頭を下げていた。

 今年は12/30だけ実家の山梨へ帰った。

● 転職

 してからというもの忙しい。
 今まで経験のない塾講師の仕事。

 中学の数学と理科を勉強し直してる。

● 年収

 下がりまくった。
 前の職の200万円減。

 で、お嫁が。

● 就職

 したわけだダメ亭主〜。

 いかんせん、共働きしないと食ってけない。
 お嫁は、
 過去の経験を活かし、老人ホームへ。

 正月もクソもない。

 1月2日から仕事だ。

 僕は1月4日からだが、中学生の入試対策のため
 元旦から予習。

● つまり

 何が言いたいかというと、
 うちへ盗みに入ってもなにも盗れませんよ、という

● ことではなく

 休みがない。

 それで1日だけ山梨の実家へ帰ったわけだ。

 すると、関白亭主のアジア代表
 うちの親父は相変わらず、仕事はきっちりやるが、家事全般何もしない。

 お袋が、ばーちゃんの介護と仕事と家事と、それから
 神仏の掃除をしている。

● ちょうど帰ると

 ばーちゃんの部屋の神棚さん(ダルマさんとか置いてあるちょっと高いトコの棚)の
 掃除だけ残ってるという。

 それをやってくれと言われ、ダスキンを持って脚立に乗る。

● ダルマ掃除

 ダルマさんというのはそもそも、
 願いごとをするものだ。

 願を掛けるときに、まず片眼を入れる。

 で、願が叶うと両目を入れる。

 神棚にある、両目入りのダルマさんを一体一体、おろしては研く。

● で底面を

 見ると、その時々の願いごとが書いてある。

 うちのダルマさんは、
 信心深いおじいちゃんが買ってきたものばかりだ。

 おじいちゃんは、僕の中学の制服姿を見るまでは死ねんなぁと言いながら、
 僕が中学へ入学する直前に
 65歳で亡くなった。

 今から17年も前の話だ。

● おじいちゃん

 何しろ優しかった。
 それだけは誰よりも強く印象と、僕の原生の記憶に残っている。

 僕に、人の優しさを教えてくれた、幼少期の唯一の人だ。

 いじめられがちだった僕を庇って、
 いじめっ子の家に怒鳴りこみに行ってくれたこともあった。

 結局は、根の優しさから、
 お菓子やアイスを持って、いじめっ子に

「うちの坊と仲良くしてやってくれないか、お願いします」

 と言って帰って来ていたとは、
 おじいちゃんが亡くなってから十年以上経ってから、同窓会で
 当のいじめっ子から聞いて初めて知った。

 お礼を言おうにも、おじいちゃんはもう居ないのだ。

● そんなことを

 思い出しながらダルマさんを降ろしては、ダスキンで研く。

 時々思い出したように、ダルマさんの底面を見ると、
 おじいちゃんの毛筆が書いてある。

● ダルマ掃除

 「昭和五十四年、八月、坊と丸山家が大きく育ちますように」

 「昭和五十五年、元旦、坊が大きくなりますように」
 「昭和五十八年、吉日、坊が健康でありますように」

 僕は何も知らないでいた。
 ダルマさんの裏側にそんなことが書いてあるとは。

 そうして育った。

 去年も見たはずだった。
 去年は別の部屋の、神棚さんの掃除で見た気がした。

 そこのダルマさんにも同じように、
 「坊が元気で育ちますように」と書かれ、両目を入れられたダルマさんが
 据えられてた記憶がある。

● 色々と

 苦しいこともあり、それは生きていれば当然でもあり、
 時々死んでしまおうかと思うことも多かった30年だが、
 そんな風に、
 僕のことを見守ってくれていた人が、
 あの何もない山梨の実家に確かに居て、
 こんな僕の成長を、死ぬ間際まで願ってくれていたことを
 改めて感じた。

 そして、一体一体、ダルマさんを研きながら
 不覚にも涙ぐんでた。

● 今も

 しんどいことが多い。
 でも十七回忌を過ぎた今も、
 僕のことを心配してくれているような気がして
 涙がとまらなかった。

 おじいちゃんが教えてくれた
 底のない人の優しさというものを
 僕が死ぬまで
 周りの人に分けていければ、など思い、
 おじいちゃんからの遅れて届いた置き手紙を一つ一つ読むように
 暮れの恒例行事となったこの
 ダルマ掃除を淡々としていた。

しんどい

小4算数
小5算数
中1年生の数学(普通クラス)、
中1年生の数学(数学苦手)、
中3の数学(特進クラス)
中3の数学(普通クラス)
中3の理科(特進クラス)
中3の理科(普通クラス)

を、毎日やってる。

● 移動

このうち、中1以外は、洋光台の近くで。
中1は、その洋光台から1時間半かかる教室で、授業。

毎日、移動で往復2、3時間かかる。
しんどいよう。

● 予習

学校の先生もそうかもしれない。授業の予習がたいへんだ。
35分授業のために、2、3時間予習する。

で、帰るの0時半、出社は8:00に家を出る。

予習、してる時間を見つけるのも難しい。

● 1日目

経壇に立つと、中3の女子から
「ぜったい、いいともに出てたって、クスクス」
など言われる。

出た覚えなどない。

● 張り紙

中3のクラスでは、あだ名が「古田」になった。
丸山なんだけも。

というと、野球の古田さんに似てるからだと、うれしいことをいう。

しかし参った。
それは今日。

● 張り紙

いつも通り、経壇へ向かうと、黒板に何か貼ってある。

● それが

古田選手の拡大写真。

みんな、勉強できるのは分かるけど、
こんな写真コピーするぐらいなら、宿題の1問も解け、という趣旨のことを言い伝える。

● という

わけで、そこそこ生徒ともやりとりしながら
やってはいるわけだが、
塾の冬期講習って、生徒も大変だろうけど、
新人の講師も、かなりしんどい。

毎日、電車の中でも、中学の勉強し続けてる。
早朝起きては、勉強してる。
深夜まで起きて勉強してる。

このまま行くと、俺高校受かるんじゃないか。

今日(12/25)から冬期講習です。。

 というわけでこれから更新止まるかもです。

 冬期講習では、
 小学校4年〜中3(入試直前)まで、計7クラスを受け持つ。

 高校入試レベルの数学・理科の問題が解けない新人の僕にとっては、
 この、7クラスの担任、
 ある種苦行だ。

● 小学校2年

 うちの塾は小学校高学年からしか対応してない。
 のだが、ベネッセの何とかという教材を採用してて、最近、
 小学校2年生とかも相手にしている。

 今日、教室へ出社したら、間もなく女の子(小2)が来る。

● ベネッセ

 よくできてる。
 要は、読書の習慣をつける(活字離れを抑制する)感じの授業だ。

 女の子は、その授業を受けにきたのだ。
 小学校の冬休みの、午後2時過ぎ。

 童話を読んで、その内容に応じて、単元(=「作戦」と呼ぶ)をやるのだ。

先生−よっしゃー、じゃぁ作戦「誰が、どうしたー!!」(腕を降りあげて)
子供−だれが、どうしたぁー!

僕−だれが、どうしたぁー!(腕を降りあげて)

 なんてやって、文章の「主語」と「述語」を見付ける練習。

 小学生も可愛いもんだ。

● サンタ・クロース

 で、その授業、3人の小学生がとってるのだが、その内2人が休みだった。

 今日は、今日来た女の子だけ。

 さすがに1対1ではやりにくい、というので、
 授業を担当してる教室長が、

−丸ちゃん、授業、小2の女の子1人と一緒に、受けてくんない?

 とのたまう。

● で、小2の授業に、生徒として参加

 12/24、クリスマスイブの昼間、

 授業のはじめに教室長が言う。

−はなちゃん(仮名)の所にはサンタさん来たかなー?(←マニュアル通り)

 はなちゃん曰く。

−てか、サンタさん来るの今夜だし。(←鋭い)

 冷めてるようで、
 サンタ肯定してる所が、めちゃめちゃかわいい。

 信じてるんだなぁ、サンタ。
 小2じゃそうなのか。

● はなちゃん曰く

−あのねー、実はハナねー、今朝、お部屋ん中調べたんだー
 そしたらねー、まだプレゼント来てなくて

 おかあさんに聞いたら、サンタさんは、今夜来るから
 まだプレゼントは来てませんよ、というのだそうだ。

ーだからサンタさん来るの、今夜なんだよ、そんなことも知らないのー先生ー、

 あー、かわいいわぁ。
 サンタはあんたのお◯さんだよ。

● とは立場上

 言わなかったが、あの授業、配属されたら担当したいわぁ。
 その後も、
 いっしょに「生徒として」参加した僕と普通に友達状態になってしまったはなちゃん。

 授業終わってはなちゃん見送ってから、教室長が

−今の授業は、ベネッセから出版されている内容で、
 保護者からの需要としてはですねぇ

 など、社会人トークしてる間も、
 まだ、お家からのお迎えが来ないはなちゃんがエントランスから

−ねぇねぇ丸山せんせえー、何話してんのー?
 はなちゃん、お父さんお迎えまだ来ないんだよー、遊ぼうよー

 なんて言ってくる。

● で、明日から中3

 下手したらヒゲも生えてるような、声変り後の、
 物憂げな中3と、
 一人の大人として、向き合い、授業してくる。

 彼らも大変なのだ、
 僕も頑張らないといけない。

● なんだけど

 あのベネッセのプログラム、配属されたらやってみたいなぁ。

 など、十数年前の、
 保父さんに憧れていた頃の僕もここに今いる。

 塾講師、
 ほんと天職かも知れない。

なかなか更新できず・・・

 時間さえあれば、中学校の数学と理科の問題集を解いてる毎日。
 で、分かったこと。

 ・・・完全に忘れてるぜ、中学の数学・理科。

● そんな僕が

 偉そうに経壇に立って、冬期講習を行うことになった。
 今月の25日からだ。

 現実問題けっこうありえない。

 だいたい、2週間前までまったく分からなかった内容を、
 大学のときの試験前ぐらいのペースで覚え、
 そして吐き出してく。

 そういう事態になるんだろう。

 中学3年の入試対策の冬期講習(!)

● ごめん今年の中3

 そんな奴が授業する。
 もっと言えば、ごめんなさい今年の中3の御両親。

 こんな男の講習を受けて、子供が入試に臨むのだから気の毒だ。

 しかし、やるからには徹底的に予習(過去の入試問題、全把握)して臨まねばならない。
 でなきゃ申し訳が立たない。し、
 僕は彼ら彼女らの未来と云うものに、好い意味で関わりたくて塾講師へ転職したのだ。

● というわけで

 しばらく、年末(12/31)まで、あまりぱっとした更新はできそうにない。
 ホームページ自体の大幅な更新とか、
 ブログ機能の追加(写真アップ機能追加、閲覧者のコメントサポート)は
 やる時間があれば
 その時間、中学の問題演習+授業準備してます。

● という言い訳に

 終始するわけだが、年明け、春前ぐらいには
 すこしは派手な作りにできればとおもってます。。

 地味で済みません。

● なにしろ

 当初、中学生1学年を受け持つはずの話が、先日も書いた通り

● 中3の理科+中3の数学(入試対策)、中2の数学、小5の算数、小4の算数

 をやることになってる冬期講習(12/25〜)。
 どうなるか、どうなったか、ぐらいは
 このページで激白しますよ。。。

塾講師の代講

 日が変わったので今日か。
 代講をする。

 代講=授業に穴を空けた先生の代わりに、講師をすること。

● 中3理科(入試対策)

 そんなん僕がやっていいんだろうか。
 教える範囲は「光と音」(実は中1の一番最初にやってる内容)。

 高校の物理でやった覚えのある、「波」の分野の中学生版だ。

● 何一つ覚えていやしねぇ

 というわけで、ひたすら自習する。
 中学の理科(中1)の教科書読んで、そんで、入試問題をひたすら解く。解く。解く。

 一応、ぜんぶ解けるようにはなった。
 それが一昨日(代講2日前)の深夜。

● 90分授業

 ただし、だ。
 やる授業は、ぶっつづけ90分の授業。

 正確には間に5分の休憩を挟んで、計2コマ連続。

 授業2つ分の予習が必要になる。

● 45分ぶん、予習完了

 で、結局2日かけて、1コマ分の予習(授業内容の組み立て)
 ができたわけだが。

 残り1コマ分、まったくできてないっすよ。。

 授業は、もう明日(今日)夕刻ヨリ。
 間に合うはずがない。

● ハッタリ

 しかない。

 泣いても笑っても、というか、笑いはしないだろうが、泣いても
 もう、あと17時間後には、
 また経壇に立って、中学生の生徒相手に偉そうに知った風に授業を展開するしかない。

 こうなったらハッタリでしょう。

 しかし忘れてるわぁ。それは

● 中学の頃の勉強の範囲

 某mixiにも書いたが、中学生の数学の参考書の問題が解けない。

 方程式とか関数ならなんとかなるが、
 平面図形がどうもいけない。

 中点連結定理、錯角、円周角、三角形の合同条件、相似条件、
 覚えてるはずがない。

 大変だ。

● そんな僕にサンタが

 今日、人事部長の先生とお話したら、
 今月末から僕が受け持つ授業って

● 中3(入試直前)+中2の理科・数学、そして小4、小5の算数

 鼻血を通り越して耳血が出るお話。
 そんな多量に、入社早々、受け持つんスカ。
 ガンバリマス。

 まーでもなにしろ大変なのは、予習だけなのね。
 それ以外は、ぜんぶ楽しい。

● ハッタリ君

 授業で、あたかも10年目のベテラン先生みたいに

ーはい、いいかー、でも安心しな、試験に出るときは大体こうゆうパターンで出るからなー

 とか

ー去年までの教科書だとこう書いてあったんだよー、まぁ、今年から変わっちゃったんでー

 とか、ハッタリかますと
 生徒との信頼関係ができて、とてもたのしいデス。

 ただ、上記2とも、嘘は言ってない(予習済み)ので、
 いーんだけど、結局予習が大変な業界ではあるのだ。

● そんな僕にサンタが

 というか、今月末からの
 担当授業の幅の広さ+量の多さにビビりながら
 フィンランドも含めこの地球上にサンタなんか居ないと確信する三十路の年の瀬。

大学OB

 塾講師に転職したわけだが、
 大学OBがかなり居ることに気付いた。

 こないだ授業見学に行かせて頂いた教室の、教室長が同じ大学OB。

 その教室長から伺うと、
  ・人事の偉い先生がOB
  ・教務の偉い先生がOB
  ・今、僕等の授業を指導して下さってる先生も、実はOB

 かなりの人数だ。
 やはり地元ってことなのか。

● 代講

 というのがある。
 要は、休んだ(=授業に穴空けた)先生の、代理で講師すること。

 僕の塾講デビューは、先週末。
 まさにこの、代講でだった。

 内容は中2の理科。
 めちゃめちゃ緊張したし、
 めちゃめちゃ準備していった。

 でもそのお陰で、
 生徒は誰も、その授業でしたり顔で、前に立ってる先生が、実は
 生まれて初めて経壇に立ってるハッタリ野郎だとは気付かなかったようだ。

● 教室長

 僕が代講した塾の教室長は、その日不在。
 しかし、すぐに顔を合わすことになる。

● 指導教官

 というのがあって、塾講の先生の先生。
 新米講師や、バイト講師に対して、授業前に入念に指導をして下さる先生だ。

 今まで僕は、理科の指導教官の先生に指導して頂いてた。

 ・・・実はその理科の先生も、同じ大学OBだったとは、
 初めに書いた通り。

● 理数

 ただ、僕は、理科だけを生徒に教えればいいんでなく、
 数学も教えなければならない。

 その数学の、指導教官の先生というのも当然居て、
 それが、僕が経壇デビューした
 例の、代講した教室の、教室長だった。

 多少、緊張する。

 代講当日にお会いしてないし、お話もしてない。

 僕自身は、割かし成功だったと思ってる初授業だが、
 生徒は実は違ったかもしらない。

 そして、「あの丸山先生って人、授業ヘボヘボだったよー」なんて
 その教室長(=僕の、数学の、指導教官)に
 言われてたらたまらない。

● 出会い

 で、昨日、とうとう数学の指導が始まるというので、
 件の教室長と、顔合せをしたわけだ。

 しばらく、形式的な社会人の挨拶をした後、その指導教官のベテラン先生、
 変な顔をしてる。

 僕も、なんか、違和感がしたので、無言でしばし顔を見合わせる。

 異様な光景だ。
 初対面の成人男性が、二人で、無言で顔を突き合わせてる。

● 大学OB

 で、気付いたのは二人ほぼ同時。
 その指導教官のベテラン先生、僕の大学の、同期だった。

 ていうか、君の代返、したことあるぜ。

 その彼が、僕の上司であり、指導教官だ。

 しばらく盛り上がったが、
 ちょっと、ともすれば微妙な空気。

 てか、うちの塾、うちの大学OB多いわぁ。

 今後、こんな具合の出会いがこれ以上無いことを祈りつつ、
 入社2週間目にして、妙な親近感がわいてきて
 ちょっとわくわくもしつつあるのだ。

ブログを作ってみた

とは言え、閲覧者からの書き込み機能はまだ。
たぶん、来週以降の課題。

あと、年と月の選択(『《』と『》』のクリックでの遷移)が
まだ出来てない。

まー、今月(2005年12月)内に作れば問題ないか。
どーせ今月からしか書き込みしてないんだし。
など。

とりあえず、作りたい機能の1/3ぐらいはできたんで、
ひとまずトップページに反映させたのだ。

本格的な、ブログ書き込みは明日以降にしようかしらん。