なった。
楽しませてもらった玄箱。
しかし中には
- 子どもの成長の記録,写真数百枚
- 仕事で使ってるツールのソースコード
- 昔のHPの残骸
- ネタ用JPEG
など,プライスレスなものばかりてんこ盛りじゃんかよ。おい,うそだろ?
そんなことして俺を驚かそうなんて・・
ちょ・・
● バカーーッ!
という感じで弱る。動かなくなったHDDを前にして。
具体的には
● windowsから
ファイルが一切取り出せなくなったわけだ。
(sambaが上手く動作しない。telnetも挙動おかしい。httpdも死んでる。ftpもだめ)
● もはや
玄箱,チュインチュイン言うだけの本当にただの箱になる。
しばらく「o」みたいな目で口半あけしてみたが,気を取り直し,玄箱をバラしてみる。
● と
中は埃まみれ。これはいかん。というか
● こういう場合に困るのは
どっちが壊れたかだ。
- 玄箱が壊れてる・・・HDDのデータだけでも他所へ移して,NASを新規購入♪(合掌)
- HDDが壊れてる・・・(黙祷)
- 両方壊れてる・・・(苦悶)
結論から言うと,玄箱が壊れてた模様。(もしくはHDDのOS主要部分?)
こちらのHDDは無事。IDEの320GBって・・。
最近のHDDの相場は知らないが,今回電気屋めぐりを数年ぶりにして,もはやIDEとか昭和か何かに近いと知る。
しかし8年ほど回り続けてまだ無事なHDD。丈夫だ。
Maxtorっていい会社なんだなー。
● で
HDD無事なのをどうやって確認したかというと
これ。
BUFFALOに恋でもしてるのかというぐらい,今度は玄「蔵」。
やすかったのだ。
Webで見ると1400円@ヨドバシネット通販。
町田のsofmapで1800円ぐらいだったのでスルーしてそのまま
町田のヨドバシ店頭で見たら1400円。
● この手の
「ハードディスクケース」というのに初めて触れる。
そもそも「ハードディスクケース」というのの出初めの頃
-ハードディスクケース?はん?ハードディスクなんて袋に入れときゃいいのにしゃっちょこ張っちゃってYO
と鼻カス掻き出してたわけだが。
● なるほど
ケースに入れると使えるようになるケースね。おおう。それなら分かる。
それなら話は分かる。
便利じゃねえか。
● お世話になる
箱を開けると,中には説明書がたった一葉。
なんかipad買ったときのappleを思い出すなあ玄人~♪
なんて思いながら,
● そんぐらいシンプルなのが
いいんだよなあ,そう,シンプル・イズ・・ザ・・・ザワ
オール!イングリッシュ・ワールズ!
なんですとー!(ひゅーん!)
● ま,まあ,ね
読めますけどね。
まあ,英語ぐらい。
Siriを英語に切り替えて「ディス・イズ・ア・ペン」と威勢よく発声した結果www
という感じで平然と「The skis Japan」とiphoneに返されたわけだが。skisってなんだ。
「The skis Japan」
「ディ スイズ アパェーン」
「・・・」
「あー。なるほどー。これはぁー。」
など,空耳アワー(の逆輸入)みたいな空気感になっちゃうじゃないか。
※skisはskiのことだって。weblio辞書。
※なんか「ポッケット」が「ポケット」のこと,っていうたほいや思い出す。
● というわけでオール英語取説が
日本のメーカーの「玄蔵」という名の製品に同梱されてるのもまた玄人ってことか・・・深いな
と納得しながら作業をするに
これって
● はめ込んで,ネジ締めるだけ
だった。
電源ONにするとLEDが緑に灯る。
なーんだ。
英語の説明書も「ネジちゃんと締めろよなっ!」って田園歌ってた頃の玉置浩二みたいな笑顔で語りかけてるだけだ。
んで,USBをPCに差し込んだりすると
● つながったっぽい
わけだが,ここで面倒なことに気づく。
- windowsからhdd内は見れない
→hdd内はlinuxでフォーマットされてるので,玄蔵でUSB接続してもwindowsからは認識できない
- linuxから読もうとしたら文字化けしまくる
→hdd内は古いvineにしちゃってる(玄箱をハックしようしてた)。
→古いvineは文字コードがeuc-jp
→最近のlinuxはみんなutf8(unicode)なので文字コードが食い違う
1つめの解決のためにすごいソフトがあった。
Ext2Fsd。
これで玄蔵からUSBで繋げてるストレージがwindowsからドライブ文字付けて認識されるようになった。
すごい。
しかも,文字コード変換の指定もできる(!)
● 完璧やん,素敵やん
と思ってた矢先。
euc-jpのファイル名に混じって,何故かutf8のファイル名も散見するらしいと知る。この8年の歴史HDD。
(たぶん)そういう場合に,Ext2Fsdが詰む。
動作的にはマウスカーソルが消えるレベルで詰む。windowsごと。
総計130GBほどのファイルコピーに耐えられず。
たぶん,普通ならこれが最強だと思う。本当にありがたいソフト。作成者の方に深謝してます。
しかししょうがないので,
● linuxからコピーすることに
しかしあれだ。
最近好きなlinuxbeanから吸い出そうとしたが,linuxbeanはしっかりutf8。
玄蔵の中のHDDはeuc-jp。
なので2バイト文字のファイル名がオールザット青春の文字化け真っ只中。
● 探すと
これまた,同じ状況の人って過去に必ずいたんだなと再認識。
「convmv」これだ。
linuxbeanには最初からは入ってない。
でもすぐだ。
#apt-get install convmv
この後,今回のようなeuc-jp→utf8のファイル名変換なら下記のようにする。
#convmv -r -f euc_jp -t utf8 * --notest
-r 再帰的に実行
-f 元文字コード
-t 変換後の文字コード
* ファイル指定
–notest 本当に置換するッ
一斉にやるので,最初の1回は上記「–notest」はやらずに,testしたほうがいい。
>#convmv -r -f euc_jp -t utf8 *
これでdry runする。
まあ大丈夫だなって「–notest」で再実行。
必要なファイルのみ換えてくれる。
というのは
- 2バイト文字を含むファイル名・ディレクトリ名のみにmvを実行
- 2バイト文字でも,そもそも元から「変換後の文字コード」で指定されてる文字コードのファイル名・ディレクトリ名はスキップ
convmvのmv自体は,だからそれほど時間は掛からなかった。
2バイト文字ファイル名自体が少なかったんだと思う。
● 然る後に
<玄蔵>
「HDD in euc-jp」 -usb-> 「linuxbean」 -usb-> 「外付けHDD」
てな具合でファイルコピー。
新しいnasはBUFFALOのLS-V1.0TLJにしよう。
玄箱→玄蔵→LinkStation。
BUFFALOに恋してる気がしてきた。