を書く。
沖縄へ行ったわけだ。
息子はだいぶ聞き分けるようになったし、記憶力も良くなってきて、昨日のこととか割と覚えてる。
行きの機内放映で、3歳にしてほぼ初めて見たポケモンも覚えてたようだ。
これは息子がすごいというよりかは、ポケモンの映画や何やらの設計がすごい。
● だいたいにして
基本Eテレオンリーなエンターテイメント空間を誇る丸山家では
- ミッキー
- アンパンマン
- 仮面ライダー
- ドラえもん
果ては
までが普段はまず現れないファンシーエレメンツだ。
● まあそんな
ことはいいとして
● 1日目の夜は僕が洗濯に
2日目、今度はお嫁が洗濯に。おとぎ話のような出だしだ。
夫は3歳半になる息子に添い寝。
● 気がつけば
息子と薄明かりの中、同じ目線でベッドに寝そべっている。
この状況が今まで3年半の間、ほとんどなかった。
自宅は寝かしつけでは真っ暗にするし、お嫁と川の字だし。
僕が帰るのいつも終電だし。
今夜は
● 部屋の電気
は落としてあるが、真っ暗だとさみしいので、ホテルの枕元の明かりだけつまみを少し回して
薄明かりで息子の顔なんとか見えるぐらいにしておいた。
「今日は楽しかったねー」と言うと
「うん」と言う。
● 自己肯定感
というのが最近よく言われる。
『子育てハッピーアドバイス』というのに載ってて、それで初めて知った。
この子が生まれる半年前ぐらいか。
● 自分自身の
存在自体への承認なのかな。
いてくれること、ただそれだけが嬉しい。ありがとう、という気持ちだ。
確かにこれは人情うれしい。
前著の筆者の先生は言うわけだ。
● 最近の日本の
小さい子(〜小学生)の自己肯定感の低さは異常。
比較対象が中国やアメリカなので、
「自分は生きている意味がある存在だ」とかにYESとか是とか言いやすいのかも知れないが、
それにしても日本の小学生の「いいえ」の割合が高いとのこと。
● 会社の研修でみたビデオ
では、母親が息子に「あなたは素晴らしいのよ」と言い続けたという話があった。
シングルマザーで、途中その子は問題を起こし、教頭に
「この子がこんな悪い子になったのはお母さん、あなたの責任が大きいんですよ」
と言われた時、
「うちの子がご迷惑をかけたことは大変申し訳ありませんし、私の責任は大きいと思います。ですが」
「ですがうちの子は悪い子ではありません。」
と言い切ったとか言い切らなかったとか。うーん、
教頭「ポカーン
だな。
んー
● いま書き起こすと
ただのちょっと強情な母ちゃんだな。あれえ。
● 言いたかったのは
そうじゃなくて、「○○したから、あなたはいい子ね」と条件付きで褒めると子どもは
「○○しなかったら」自分は愛情を与えてもらう価値がないのだ、と感じるようになる、
● ということらしく
うちの子には、「○○できてすごいねえXXくんは」ぐらいにしてる。
そして彼自身には、特に理由がなくても好きを伝えてたわけだが。
● 旅行先で
不意に、父子2人きりになり、お父さんと一緒のベッドになってにやにやしてる息子に
「XXくん、お母さんとお父さんの所に来てくれて、本当にありがとうね。」
「お母さんもお父さんも、すっごく嬉しかったんだよ。」「ありがとう」
と伝えてみた。
息子は最近褒められると「ひっひー」と言う。そして顔を歪め、目を細めて笑う。
ありがとうと言うと、息子はまたそう言って笑っている。
「今日も楽しかったね、明日も一緒にあそぼうねー。おやすみ。」
と言ってしばしひっひ言うのをうっとり見てると、2,3度目を瞬かせたかというとすぐに寝た。
半開きのまぶたの中で、瞳がくるんと上方向へ回り、
● 白目になった
さっきまでの愛らしさと、薄明かりの中での不気味さと、別の世界へ息子が行ってしまうような気持ちの中で
ゆっくりと小さな寝息が聞こえてくる。
● 息子は
「2」という数字に由が深い。
生まれるまでのプロセスにおいてもそうだし、陣痛が来たのも生まれた日も平成22年2月2日だ。
立会い出産の後、神奈川へ戻って、車のエンジンをかけると走行距離がちょうど22222kmだったり。
そんな息子を、生まれて初めて出生についての感謝や喜びを直接伝え、寝かしつけ、
夜中に何かの夢を見て起き、ホテルの枕元にある時計を見ると
こんなん出てました。
ああ、また「2」だ。