ゲッコー

 がいる。

 いや、正確には

● いた

 Gekko japonicusとは

 ヤモリでした。
 ブラウザの名称なんかでログ見てると「Gekko」って書いてあるのはヤモリなのか。

● それにしても

 Gekkoとは、
 なかなか洒落ている気もするヤモリの学名。三連符の聞こえるような。

 そしてGekkoとは、
 また一つ、日本語っぽい英語という。

● こないだは

 「hikikomori」が英語になったそう。

 へえ。

● それは不名誉なことだが

 世界的にも、英語圏といえども
 引き篭もりはいたのかという。

● そもそも

 この月光との馴れ初めは

● お嫁、授乳中に

 一番苦手な爬虫類がうごめくわけで、手近にあった「コロコロ」で粘着。

 そのまま怖いのでゴミ箱へ。

● 僕、帰ってきて

 あんな、実はな・・・と
 恐々告白される。

 で、Yシャツ脱ぎながらゴミ箱を見ると、果たして粘着にべっちょりくっついた

● Gekko japonicusが

 この辺、僕の方が取り乱してて写真なし。

 結構、哀れな具合。
 頭、背中、手足、尻尾すべてピッタンコに粘着してる。

 触ったりすると若干ピクつくのは、生きながらか・・・。うぅ

● ここから

 大決意し、30分ほどのオペの結果

● 剥がれる

 無事。
 動きたかったんだろう。そんで、怖かったんだろう。

 爪楊枝やなんかを駆使して、なんとか少しずつ剥がれるもんだ、爬虫類のウロコバンザイ。

 動きたかったんだろう。そんで、怖かったんだろう。

 小さい身体ながら、ウンコもらし、手術中ときどき、歯の無い華奢なあごで噛もうとする。

● そんな

 つり橋効果のおかげで

● ぼくは余裕で

 てづかみ。むしろラヴ。

 そのうちに

 登ってくるが、不思議と怖くない。

 そして、お嫁は終始怖いよう。

 そんで「あんな酷いことしてゴメンな、ゴメンな(こっち来ないで)、私もどうしたら良かったか分からんかってん(こっちにだけは来るなよ)」と謝り続ける。

● とにかく

 できるだけ遠くへ放してきてな、

 と嘆願され、そのまま、TV見ると「高円寺のラーメン激戦区、帰れま5!」とかやってる

● おぉー

 このつけ麺うまそー、うどん用の小麦粉と、パン用の小麦粉のブレンドかぁ、コシつよそうで美味そーーうおー

 なんていうのを見てる内に

● 見失いましたうちの月光

 ごめん、お嫁。

 と、これを書いてたら、左肩、シャツの内側が少しかゆい。

 見失ってオチで書こうと思ってると。

● 見ると

 シャツを脱ぎ、背中を触るとポトリ。

 uho

 捨てられたくなかったのかあ、お前、もう、俺のこと大好きだもんなーー、なー

 など。
 爬虫類に対して変な脳内物質が出始めている。

 飼いたいけどなあ。

 Webで調べると
 餌が、

● 小バエとクモ(しかも生きてないと食べない)らしい

 ので、これから放してきます。

 ごめんなピー助よ。