その後も

 本を読みつづけてる。
 前回まではこう。

(1) 7つの習慣
(2) 日本語の源流を求めて
(3) 生物と無生物のあいだ
(4) 竃神と厠神
(5) √2の不思議

 で、

(6) 坂の上の雲(一)
(7) リーダーシップ論・・・読み中

● ていうか

 一冊ごとに感想文書きたいなぁ、など考えつつ、
 割りと間が無い。

 間が無い。暇もない。など書きつつ実は今週のアタマ、、

● 1日まるまる休みを

 もらった。
 半ば考え無しに、この繁忙期に。

 後から上司に怒られた。

「来年、覚えておいてほしいこととして。

 神奈川県立高校の志願変更の〆切直前に、休まないで欲しい。

 まったくだ。

 ぽかーんだ。

 保護者から志願変更(出願高校の変更)の相談の電話が
 ずーーーっと鳴りっぱなしだったそうだ。

 しかも教室長は、保護者面談がある。

 めちゃ大忙しだったとのこと。

 ・・・おれ、ほんとうにプロか。

● で、その休みに

 それだけの代価を払って、
 どんな創造的なことをやってたかというと。

 2月11日(月)の俺。

● 起床

 8:00。偉い(?)。
 お嫁の職場まで車で行き、帰りに車を運転して帰る。

 つまり、1日仕事のお嫁の車を、1日借り受けるわけだ。

 で、家に帰って、しばらく2c・・yahooを見て

● 11:00になると

 近所のくるまやラーメンへ車で行き(車でないと行けない距離)
 ネギ味噌ラーメンの大盛りを注文する。

 友人のくるまやラーメンのネギ味噌ラーメン信奉者の影響で、
 いまや、月に1度は食べないと気がすまない。

 いや、うまいよ。
 ラーメンフリークな人々よ、先入観を捨てて頼むといい。

● そしてその後、

 次に気がついたのが18:10。

 ふとんの中で。
 毛布にまみれて。

 以上、僕の休日終了。

● 1日に20時間ぐらい

 寝たのは、正直、
 学生以来ひさしぶりだった気がする。

 何しろ(体力的に)疲れる、暇が無い。

 確かに、生徒に会うごとに元気になり、テンション跳ね上がり
 精神的にはそれほど疲弊感はないにせよ。

 慢性的になりつつある頭痛。睡眠不足。不能。

 むさぼるように寝ましたとさ。

● しかし読書

 楽しい。

 『坂の上の雲』なんて、背景だけどっかで読んだり、
 学生のころ、東大生の友人Sくんが酔うと饒舌で、よく語ってるのを聞いたり
 してたが。

 楽しい。
 司馬遼太郎さんの語り口が、何しろ、優しい。

 時は明治元年。

 色んな無茶がまかり通る、このくにの、黎明期というのだろうか。

● 学生たち、というか、若者たちが

 すがすがしい。

 秋山好古?が、フランス留学を決めたくだりなどドキドキした。

 自分の人生(ドイツ式の騎兵隊への構想)や、予定など、
 あっさりと、清清しいほどに、瞬時に切って捨て、それに対し微塵もうじうじしない。

 そして

● 司馬さんが優しい

 そんな、この国を形作ろうとしていた頃の騒がしい時代を生きた
 青年たちに、ほとんどの共感や共鳴をして、
 保護者のように優しい。

● 物語の中で

 彼らは、よく語り合ったりするわけだ。

 自分の将来、この国の将来について。
 若い、溌剌とした発想で。

 やがて物語の主人公の一人である正岡子規が病に臥すが、
 それでも彼らは本当に楽しそうだ。

 ちょうど、僕等がよく

● 司馬さんファンの友人の家で深夜まで

 飲み明かし、机上で弄ずる空理空論にすら酔いていた、
 懐かしくも
 永遠なる学生時代にそうであったように、だ。

● だからあの時、

 この国を背負って立つかもしれない立場にあった
 旧帝国大学在籍中だった友人が全巻を揃え諳んじ普通の学生だった僕等と共に
 酩酊していたのかも知れない。

 僕等はとうに30を越えた。