月別アーカイブ: 2013年4月

再びオーノでオールで

朝を迎えたわけだ。

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1次会、ゴールデンウイーク前の打ち上げとして教室近くの和民。
しかし、複数人の若手が終電を逃したことにより、

● じゃあオールで

ということになり、
新配属の子がカラオケ大好きということもあり

● じゃあオーノで

ということになったわけだが
教室メンバーで徹夜で騒いだのはこれが初めてだった。

そしたら終電逃してんのになんかみんな楽しそうだ。
よかった。

● というか

初めからオールで打ち上げれば良かったんだった。
終電で帰る、というのは年取った考え方だった。

次回からは、節目の打ち上げはオールも考える。

● カラオケは

こないだのオーノオール時の平均35才のカラオケとは打って変わり、
平均25才のカラオケに。

あ,とりあえずノンアルコールビール。

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あとでレシート見たら,約2000円分は僕の「ALL FREE」の代金だった。

● そして,平均

年齢が35才→25才となった影響で,
『wow war tonight』とかは誰も知らない世界。

気がつくと、マイク持って「これ、聞いたことある?ちょっと昔なんだけど。」と訪ねながら歌うのは
当時のミリオンヒットたちだ。

というか,上記がおっさんぽくて厭だなあと思いつつ,おっさんぽくもなるか。
間もなく絶対自分に限ってそんな歳になることは想定してなかった40才なのだ。

● こうして

僕という定点観測により、時間の流れという現象が常に、まさかこの僕の周りでさえ起きていると知ることができる。
そして思うに生きることというのは、ある種、死に至る病に罹患することに似ている。
と言ってしまえば淡白すぎる。

● いやそれより

終電一本勝負で飲み会
 ↓
何だかんだで終電間に合わず
 ↓
じゃあオールで
 ↓
じゃあ、初めからオールなら無駄に慌てなかったのに

という流れが「なんだか,うちの教室っぽいすよね」との賜ったのは,最年少の柔道4段の先生。
なるほど計画性がない。僕のせいだ。
勤めてひと月ほどの彼から,そんな感想を得る。

去年の講師の先生方には,さぞや嫌な思いをさせてしまっただろうと,笑顔のまましばし思案。

● そして

今日は、教室メンバーとエリアの先生たちとで、
22:30大和駅集合で、車に乗りあって

● 京都旅行だ。

生徒たちの合格祈願をしてくる旅。
その10時間ほど前までオールでカラオケしてる。

若い。

仲良くていいことだ。

今年,このメンバーで最強の教務成果を出す。
改めて腹が決まった。

● わけだが

とにかく眠い。
計画性がない。

無計画に40才になることは避けよう。

計画無き者にゴールデンウィーク無し,と吉田松陰が言ったかどうかは知らないが,まずは計画だ。

ゴールデンウィークをいいゴールデンウィークに。
生の時間をいい魂の修練の場に。

2012入試問題 岡山県

仕事柄、全国の高校入試問題を解く。

4月から、新卒の先生たちは、週に2県ずつのペースで解き進める。
新人研修の役目を仰せつかっているので、

● 僕も同じペースで解く

新卒の先生たちは、これ以外に週3回の早出の研修に、
休日返上での翌週授業の予習やら、何やらやるわけだ。
1年間、休日らしい休日はなかろう。

そういう苦労を想像するのにも大事だ。

● という

わけで、毎回解くたびに、どんなだったかメモを残す。
※47都道府県をあいうえお順で解いてるが,青森愛知茨城とかはすでに解いちゃった後なので,岡山県からはじめる。

● 2012岡山県 公立高校入試問題(岡山県私塾連盟さんHPより

2012okayama-thumbnail01 2012okayama-thumbnail02

 

問いは全部で5。平均は60.6点(KATEKYO学院さんHP)。

1:計算+小問、2:資料の整理、3:関数、4:連立方程式、5:相似の証明+三平方の計算

難易度:★☆☆☆☆

○ 問1
計算は非常に平易。小問に確率、相似比と面積比の相関、点と直線からの垂線の作図。
確率は4枚のカード。枚数が抑えられてる。
相似と面積は、円だが相似比も面積も問題文で与えられてる。しかも1:3と4π。する計算は4π×9。
作図も垂線のみの単発で、簡単。

○ 問2
中1の移行内容の「資料の整理」だが、基本的に人数を数えて、%にする相対度数のみで答えは全て割り切れて商は簡単な整数に。モードやメジアン求値なし。

○問3
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関数だが、パラボラアンテナで、電波が同時に同じ点に集まることを証明する問題。解いてて面白かった。三平方と2乗に比例する関数を合わせる。だが穴埋めで空欄は4つのみなので優しい印象。

○ 問4
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連立方程式で、途中式も書かせる。題材は相変わらず面白い。白玉を作るためにスーパーに買い出しする話。中2の定期試験ぐらい。

○問5
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半円に相似と三平方。①は円周角、平行線の錯角を使い、相似の証明後、②の(ア)は長さだけ与えて角度を聞いてるので察しが良ければ1:1:√2と2:1:√3を使用と気づき,(イ)以降はいよいよいい感じの難易度に。

● 神奈川のかつての旧独自入試と

比べてしまうと,どうしてもかなり平易に見えてしまう。
トップ校レベルの子なら満点になる内容なのかも知れない。

● そして岡山県には

岡山県私塾連盟という機構が存在すると知る。今回の更新ではかなりお世話になりました。県HPよりも。
岡山県私塾連盟:http://kenjukuren.jp/kakomon/

子どもたちの教育にまじめに注視する大人が,これだけ存在するのは純粋にすごいなあと感じた。

過去問や,解説・講評なども行っている。

神奈川の私塾は,いい意味でも悪い意味でも対立構造の先にまだ行けていないような気もする。
元来,私塾ってなんなのか,つまり僕の生業はどういうものなのか,少し考えさせられた。

夜歩く

もう6年ぐらい経つ。夜の海老名を歩くのだ。

ebinaatnight

海老名には、栄えてる方と栄えてない方がある。

今夜、後者のあぜ道を歩くと、月明かりに中空に照らし出された、ロボット物のアニメのワンシーンのような、
近代的な鉄塔の許で、クエ、クエと鳴くものがある。

● ミスチルの歌を

口ずさむ。

また僕を育ててくれた景色が
あっけなく金になった

思い出すのは中学生の頃のことだ。

● 兼業農家

だった実家は、じいちゃんが亡くなり、田んぼを埋め立てることになった。

それまで物心ついた頃から、土の匂いをかいで育ったつもりだった。
あぜ道にしゃがみ込むとオタマジャクシがうようよ泳いでるのが見えた。

だからオタマジャクシが可愛いと思ったことはない。
何か、気持ちの悪い、畏れのようなもの、生命の気持ちの悪さのようなものを感じて育った。

しかしその横で
じいちゃんが帽子をかぶり、白い手ぬぐいをおしりのポケットに垂らして、丸首シャツを着て汗をかいてる。

畦に生える先の細い雑草の向こう、遠くを走るバイパスからかすかに聞こえる車の音や、
ただ頭上眼前に広く広がる空と、そのふちに気が遠くなるほど大きく立ち昇る真っ白な入道雲。

● そういうのを

見て育った。幾夏も、過ごした。

つもりだったが、今はもう、人生の中の一瞬のできごとになっている。
が、だ。

● 中学生の頃

ショックだったことは、
1つには、大好きだったじいちゃんのいた田んぼが、砂利で埋め尽くされたこと。

「また掘り返せば、田んぼになるんだよね、」と父に問うと

ーばーか、いっぺん埋め立てた田んぼが、元に戻るかよお

と、ちびまるこちゃんの宏みたく、斜め下目使いで鼻を鳴らし、笑われた覚えがある。

この不可逆宣言がまずショックだった。
その埋め立てたお陰で、得たお金のお陰で6年も大学へやってもらった。

● 時を同じくして

ショックだったことは、
近所の三つ角にあった、樹齢不明なほどの大柳が、ある日の昼、電動ノコで切り倒されたことだった。

こちらも曲にした覚えがある。

巨大で得体の知れない生命が、薄く白煙を吐くモーター音の前で、あっけなく、何の抵抗も祟りも障りも呪いもなく、
傷つけられ、乾いた切り口を風に晒してなお、それを僕の前で甘んじて受け止めていることに、
何だかひどく裏切られたような気持ちになったのを覚えてる。

● なんというか、

木だことの、土だことの、といったものに過敏なのかも知れない。
なんか。

海のない山梨のど真ん中に育ったためか、
サザンの歌は確かに大好きだし桑田さんを尊敬してるが、海よりも川が好きだし、
磯の匂いより、山で雨が近づく曇り日の、霧がかった空気の匂いのほうが落ち着くのだ。

ワカメよりワラビ、というか。

● 何というか

もやもやしてたことを、29の時に聞いたミスチルの櫻井さんのランニングハイによって言語化された気がしたのだ。

亡霊が出るというお屋敷を
キャタピラが踏みつぶして
来春ごろにマンションに変わると代理人が告げる
また僕を育ててくれた景色が呆気なく金になった
少しだけ感傷に浸った後「まぁ それもそうだなぁ」

そして32で海老名に越して来て思ったのは

● 田んぼ,多っ

という。
海老名のカフェでカフェメシをお嫁と食べてると,隣で会話が聞こえる。

-いやあ,この辺は風情があって,・・・小新潟といった所ですわ,はっはっは

「小新潟」ていうんだ。
「小京都」みたいなもんか。

なんだこのノスタルジー。

「小山梨」でもいいんじゃ・・・
いや,それなら山梨が「小海老名」なのでは・・。ハァハァ

など。

● 小新潟

と称された,海老名栄えてない方だったが,その後,

● ららぽーと

ができるらしい。

日経の記事:http://www.nikkei.com/article/DGXNZO50351210X00C13A1L82000/
amebaの座間のかずさんのページ:http://ameblo.jp/lalapo-ebina/entry-11504852249.html

なんというシナジー。

亡霊が出るということはないのだが,今夜あぜ道を夜,一人歩くと

● 振り返れば

月は満月に近く欠けており,皓皓と照らす夜の空に,巨大な鉄塔が立っている。
昼に見たときには確かになかった。

ebinaatnight

人の作る鉄の塊というものは,こんなにも容易く,田んぼの土に突き刺さり,聳え立てるものなのだと。

● おーい宮崎さんだ,宮崎さん呼んでこーい

てな具合なほど,何か,人間に対する思いがふつふつと思い起こされる。
おーい宮崎さんだよお,あの,映画撮ってる,髭の,藤子不二雄さんと仲の悪い,

● ノスタルジーかき乱され

耳を澄ますと,クエ,クエと鉄塔の突き刺さる,その許から泣き声が聞こえる。
何の音なのか,夜の闇に少し不気味に聞こえ,
鉄の囲いで中も土も下も見えず,しかし,何の音なのか,クエ,クエと言うよく分らぬ点に満足した気がする。

だから,定期的にチャリで回っている警備の人の前で立ち止まり,どうどうとカメラを構えたのだ。

ババアーがジジイと

仕事で湘南台に行く用事。先週も来てた。

jijibaba

先週写真取り忘れてたのだ。

ババアーが焼いて、ジジイが売る。

私がおばさんになってもという歌があるが、それを通り越してる。
私がババアーになって、ジジイが横でものを売ってるわけだ。

いつだったか

むかしお嫁と街を歩いてると、向こうから初老の白髪のご夫妻が

手をつないで歩いて来る

そんなことを思い出した。
あんな風になれたら素敵だよね、など話してた気がするが。

こんな

風になれるのは粋だ。

または

こんな風に言い切って、店を始められたら凄い。

と、時の流れについて、この店や、この街や、このお二人を取り巻く。
考えていた。

看板の年季から、
看板を作ったとき、まだお二人はババアーでもジジイでもなかったかも知れない。

色々思い、

違う店で

みんなで昼ごはんを食べ職場へ戻る。写真は中華料理 天龍さん。

image

700円。サービスセットだったけか。
チャーハンがそれほど少なすぎない。階上からカラオケの唸り声が聞こえる。こちらも情緒のあるお店。

小綺麗な街並みから少し入ると、湘南台は下町なのかも知れない。

チャリ通勤

息子が歌う。
「迷子の迷子のおまわりさん、あなたのおうちはどこですか。子猫に聞いても分からないー」

そりゃ分からんわなあ。

が、分からない。といえば、

海老名駅西口第2有料自転車駐車場

の場所が謎に包まれている。
絶対にどこかにあるのに、絶対にどこにあるかが分からないのだ。

海老名西口第2駐輪場

 

自転車で通勤しようと探してみたが、
ホームページから何一つ情報が得られないので、googleマップで住所入れて確認。すると

route

どこだここ。

番地が対応してないのか、もはや西口じゃない、というか、駅ですらない。川渡ってるし。
自宅からチャリで来て、駅から1.4kmも手前で駐輪しないわあ。

これは間違いでしょう。

でも、じゃあ

本当はどこなんだ。
冒頭ページにある写真をもう一度よく見ると。


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どこだここ・・。

 

幼稚園に通うように

なって少し息子に変化がある。

manchin

苗字をかなり意識してするようになった。
1才ぐらいのとき、苗字+名前+くーん、と呼ぶと「はーい」と答えて可愛かったんだが。

その後

両親が、何かさせたくて敢えてフルネームで呼ぶこと多数。
やがて反応は少なくなり、こちらも飽きていたわけだ。

それが

「おくんは、まるやまです。」みたいなことを言う。
自分が、大勢いる子供の中の1人だということに気づいたんだろうか。

なら幼稚園通って良かったなあと。

成長といえば

何でも自分でやりたがる。というか、先にやられると癇癪を起こして怒る。

「おくんがやりたかったですー、やりたかったですよー。(ですます調)」

ホットケーキを勝手に食べやすいサイズに切られたと言っては泣き、
お茶を勝手に親切につぎ足されたと言っては泣き。

ただ、着替えを勝手に手伝われたと言って泣くことはないな。

オーノでオールし

てみた。

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断酒しつつ、午前2時までミーティングして、打ち上げでオール。
打ち上げでオール。って百科おじさんみたいだ。(ピタゴラスイッチの設定の深さについて

ひたすらに眠い。

1次会が

飲み放題の店、という、断酒前の僕には想像もつかないような環境。
ソフトドリンクでも炭酸が飲みたいので、キウイソーダを5杯。

同僚から
「酒辞めたせいで糖尿病になるぜ」
と忠告をもらう。

御意。

2次会が

エリアマネージャの熱烈なる希望でカラオケに。
30代の男ばかり集まって歌うカラオケは、チンコだウンコだばかり。

「男ってのはさあ、幾つになっても子供なんだよ」と
高倉健さんが言えば画になるだろうが、

 こちらは

幾つになっても、というか40近くなってんのにうんこなんだ。
小学校の後の学校で何かを学んだ形跡がない。

カラオケではノンアルコールビールを6缶飲んでいると、酩酊した同僚に
「そんなに飲むと身体に毒だよ」
と注意された。

そうも言える。